ディーゼルエンジン部品の検査

プランジャーペアの技術的状態の検査と判定

 

(1)観察方法:摩耗が激しい部品の痕跡を観察します。爪で水平に引っ掻いた際に、はっきりとした感触がある場合は、新しい部品に交換する必要があります。

5.16

(2)経験的方法:プランジャーペアを軽油で十分に洗浄し、スリーブに軽油を満たします。指でプランジャースリーブのオイル入口穴、オイル戻り穴、中央穴をしっかりと塞ぎます。プランジャーを長さの3分の1まで引き出し、放します。すぐに元の位置に戻る場合は、そのまま使用できます。そうでない場合は、新しい部品に交換する必要があります。

 

(3)圧力計の点検方法:圧力計をポンプヘッドに接続し、スロットルを定格給油位置に設定し、減圧弁を開き、エンジンを回転させてプランジャーペアが毎分30回の速度でオイルを吐出するようにします。この時、圧力計の圧力は19.6キロパスカル以上である必要があります。そうでない場合は、部品を交換する必要があります。

 

2.オイル出口バルブペアの技術的状態の検査と判定

 

(1)観察方法:シールリングバンドを観察します。凹状になっており、幅が0.5ミリメートルを超える場合、または減圧リングバンドに明らかな摩耗溝が見られ、元の光沢のある表面が見えなくなった場合は、新しい部品に交換する必要があります。

 

(2)油圧試験方法:検査対象シリンダの高圧油管を取り外し、燃料噴射ポンプの検査窓を開き、このシリンダのプランジャーを下死点まで振ってから、手動オイルポンプでオイルを圧送し、まずオイル回路内の空気を排出した後、高圧油管の接続部からの漏れの有無を観察する。漏れがある場合は、新しい部品に交換する必要がある(この方法では圧力リリーフリングバンドを検査できない)。

 

(3)圧力計の検査方法:この検査はプランジャー圧力の検査と同時に行う必要があります。圧力計の指針が19.6キロパスカルで安定し、給油を止めてから17.65キロパスカルに下がるまでの時間が15秒以上であれば、シール状態は良好です。圧力を24.52キロパスカルまで上げた後、直ちに給油を止めます。指針の戻り振れの位置に注意してください。0.98~6.87キロパスカルであれば、減圧効果は正常です。シール状態が良好でなければ、振れの正確な値は分かりません。

 

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投稿日時: 2025年5月16日