ディーゼル発電機の慣らし運転方法2つ

ディーゼル発電機の慣らし運転方法は、冷間慣らし運転と温間慣らし運転に分けられます。2つの慣らし運転方法の操作方法は異なりますが、最終的な目標は部品間の正常な嵌合クリアランスを達成することです。具体的な慣らし運転方法は、各企業の状況に応じて決定できます。以下は、2つの慣らし運転方法の具体的な操作方法です。

1. 冷間慣らし運転

ディーゼル発電機は、バッテリーを使用せずに始動でき、またディーゼルエンジンを始動するためにフライホイールを手動でこじ開ける必要もありません。冷間慣らし運転後、ディーゼル発電機のオイルパン内の潤滑油をすべて排出し、洗浄油で洗浄してください。

2. 熱慣らし運転

慣らし運転は無負荷状態で実施する必要があります。この際、ディーゼル発電機の慣らし運転回転数は1300r/min以内に制御できます。各種技術指標が無負荷慣らし運転の要件を満たした後、負荷時の熱慣らし運転を実施する必要があります。この時間は通常約60時間ですが、ディーゼル発電機セットのオペレーターは具体的な状況に応じて決定することもできます。負荷を追加する際には、ディーゼルエンジンが負荷時の熱慣らし運転の標準基準に達するまで、負荷を徐々に小さいものから大きいものへと増加させるプロセスが必要です。熱慣らし運転中は、潤滑油の温度を65℃~75℃、冷却水の温度を70℃~80℃に制御する必要があります。カミンズディーゼル発電機セットを新しい部品に交換した場合は、慣らし運転期間を経てから使用を開始する必要があります。新しく組み立てられた部品の表面は比較的粗く、部品間の正常なフィットギャップに到達できないため、慣らし運転を行わずに操作すると、ユニットの作業効率が大幅に低下し、ユニットの耐用年数も短くなります。

7.6


投稿日時: 2021年7月6日