ディーゼル発電機の潤滑油が劣化しているかどうかを確認する方法

ディーゼル発電機の潤滑油が劣化しているかどうかをどのように確認しますか?

7.19

潤滑油を一定期間使用すると、外界からの機械的不純物や粉塵、燃料の燃焼によって発生する排気ガス、水、粒子、走行部品によって磨耗した金属片、潤滑油の酸化重合によって生成されるカーボン堆積物などの汚染により、潤滑油は劣化します。

 

潤滑油が劣化しているかどうかは、どのように見分けるのでしょうか?以下の特徴で判断できます。給油後、潤滑油は黒っぽく変色し、泡立ちや乳化現象が発生し、指で擦るとキズがつき、粒子状物質が発生し、渋みや異臭がします。白い試験紙に滴下すると濃い茶色になり、黄色の浸入部や黒い斑点が多数見られます。潤滑油を適時に交換しないと、部品の摩耗が促進され、寿命に影響を及ぼし、安全事故につながる可能性があります。そのため、潤滑油の劣化を確認し、適時に交換することが非常に重要です。以下に、いくつかの簡単な識別方法をご紹介します。

 

1. 油の流れの観察方法

 

計量カップを2つ用意し、1つには検査する潤滑油を入れ、もう1つは空の状態でテーブルの上に置きます。潤滑油を満たした計量カップをテーブルから30~40cmほど持ち上げ、傾けます。潤滑油が空のカップにゆっくりと流れ込むようにし、流れを観察します。良質の潤滑油は、流れが細く、均一で、連続している必要があります。流れが速かったり遅かったりする場合、大きな水滴が混じっていることがあります。潤滑油が劣化している可能性があります。

 

2. 光による方法

 

晴れた日に、ドライバーを使って潤滑油タンクのキャップを水平に対して45度の角度で持ち上げます。光に当てると、潤滑油に研磨粉が混入していないことがはっきりと確認でき、潤滑油は正常に機能し続けます。研磨粉が多すぎる場合は、潤滑油を交換する必要があります。

 

3. 手ひねり法

 

潤滑油を親指と人差し指の間にねじりながら繰り返し研磨すると、潤滑油の汚染粒子や研磨チップを感じず、指の間に砂などの大きな摩擦を感じる場合は、潤滑油に不純物が多く含まれていることを示しており、再使用できず、新しい潤滑油と交換する必要があります。

 

4. 嗅覚法

 

この方法は主に、オイルへの燃料の混入過多、オイルの酸化劣化(オイルに不明瞭な点がない)の有無を確認するために使用されます。上記の方法は、検出限界以下で用いられる簡便な方法であり、オイル交換時期や新油の品質をより明確に判断するには、専用の検査機器を用いてより科学的な検査を行う必要があります。

 

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投稿日時: 2024年7月19日